12月11日      第10回


午前の部    ニュ-スポ-ツを楽しむ

 講師   富田林市レクレ-ション協会  門中 嘉代子様

今日は本格的な冬到来前に少しでも体を動かし、また新型コロナウイルス第三波に立ち向かうためにも楽しくニュ-スポ-ツを教えて頂きました。

年齢を考えあくまでスポ-ツを楽しむ目的です。勝った負けたの勝負を抜きにゲ-ムを楽しむことに集中しました。

とはいえゲ-ムが始まると若き心で皆さん熱中してました。

先ずはとりあえず準備運動の開始です。

準備運動とはいえ、約20分間しっかり頭の先から足の先、手の先と体全体を動かします。

普段使っていない箇所の体ほぐしだけに、なかなかついていくのが大変です。結果 頭の中まで体操することとなりました。

さあ本番です

今日は2種目のゲ-ムです。「アジャタ」(スポーツ玉入れ競争)あと一つは「カ-リンコン」(カ-リングに似たもの)

始まり始まり

「アジャタ」

このゲ-ムは子供たちが幼稚園、学校などで行っている玉入れゲ-ムの一種です。

玉は小豆のようなものを布の袋の中に入れたものです。

それを100個、全部入れ終え最後に黒い布で作った袋を入れ終わるまでの時間の競争です。その時間を各チームが争います。

「カ-リンコン」に熱中。

ゲ-ムは黄色い色のチップスが標的でこれにいかに近づけて投てき(すべらすか)するか

黄色の標的に近づけた方が勝ち。

投てきは赤組、緑組と別れ交互に投てきする。


 午後の部         数が苦から数楽へ

講師 大阪市立大学講師  山内 啓子様

午前は体を使う授業だったので、ましてや「数学」と聞くだけで正直頭が痛くなりそうだ。

楽しくなる「数楽」とはどんなものか楽しみです。

今日の講義内容は

1.昔の「度量衡」の物差しの基準は?

2.世界の共通の単位の決め方は。

 

 

昔はどの国でも「ものさしの基準」となるのは「王様」など国を司る人が自分の体を基準としていたようだ。  例えば

「ヤード」:ヘンリ-1世は自分の鼻から広げた腕の先までの長さを1ヤ-ドとした。

「寸」:人の親指のはばを1寸とした   などなど。

 結果 王様が変われば当然今までの物とは違ってくる。

 

 当時はおおらかですね。 これでよかったのでしょうかね。  現在では考えられないことですよね。

18世紀ごろから世界各国との貿易などが盛んになってくるとこれでは大変だといううことで、フランスで考えられたのが

「メートル」法が制定された。時は1790年3月「フランス革命」後である。

メートル法の理念としてすべての時代にすべての人々に同じ長さや重さの使えるように決めた。

日本では1885年(明治18年)・・・メ-トル条約加入、1921年・・・度量衡法改正し尺貫法を廃止。

1951年・・・計量法施行(メ-トル法の使用を義務付ける)

1966年・・・計量法改訂(取引または証明上の計量にはメ-トル法以外の単位を使用してはいけない)

 

メ-トル法を公式に採用していない国が現在もあることをご存じですか?

それは世界一を誇る国です。皆様 お分かりですね 答えは写真を見てください。

 

日本でも公式的にはメ-トル法に基づき使われているが、実際にはそうでないものが結構ある。具体例として

炊飯の時コメの計量は1合,2合という。テレビ、パソコンでは○○インチ、など 併用してますね。

上記の写真は「キログラム原器」です。これはレプリカではあるがフランスに原器がある。

何年かに一度フランスの原器と比較して狂いがないかの確認が必要であったが、大変な作業であり検討された結果

2018年・・・キログラムの新定義が決議される。    この原器に熱心に見入る受講生。

  本日の講義はタイトル通り「数が苦から数楽」になった様子でした。

  来年度の講義もどんな話が聞けるのか楽しみです。(予定は令和3年7月です)

  感謝!感謝!感謝!

今日一日のまとめ (授業を終えて受講生の一口メモから抜粋です)

午前は久しぶりに硬くなっていた体を動かし、楽しくゲ-ムをしたことで体も頭もリフレッシュして

しっかり免疫力UPにつながったでしょう。(コロナに負けないぞ)

これで富田林校の受講生からはコロナに感染することはないでしょう。

朝の検温などコロナ対策の担当者が都度、万全の注意を払ってくれていますから!(各自の注意も大事)

 

午後は難しい授業で眠くなるのではと気にされている方もおられたようですが、講師の先生の話が面白く楽しく受講できたとの

声が多かった感じです。

普段気にかけず使っている度量衡の単位。歴史があり奥深さを感じました。