午前の部(10時~12時)
場所:富田林市民会館(大会議室)
講師:佐野 潤一 摂南大学名誉教授 博士
『講座内容』
「 くらしの中の建築(目からウロコ)」
テーマ
1,「近つ飛鳥博物館逆立」・ユニーク建築のメカリズム
・ 逆転の発想で安藤氏が設計された。
上下・前後・新旧などでユニークな建物「近つ飛鳥博物館」
・組み合わせ変更から新しいものが生まれる。
「オペラハウス」 オーストラリア シド二ー
・観点変更
耳・目などから臨場性を楽しむために聴覚・視覚の観点
「フイルハーモニー・ホール」 ベルリン
2,「距離は金なり」動線の意外な効果(劇場など)
・動線は建物内で人や物の移動の配慮が必要
建物内の三原則(短い・わかりやすい・他の動線との分離)
・非最短性・長いことの効果
権威・価値向上・気分転換・期待感・の効果
(社長室・美術館・茶室・博物館などに配慮されている)
3,「美術館にもスプーンと箸」
・スプーンの形は曲線的 ・箸は直線的で単純
・二つの違い。使用時はスプーン練習不要、箸は練習必要
「複雑形・単純形」・「専用性・汎用性」
◆ 発想の転換について
・物の見方(普通にみる・反対からみる・離れてみる)・考え方・形の意味・利用者の視点・人と人の動線など
によって異なることがよく分かりました。
確かに目から鱗(ウロコ)になりました。教えて頂いたことはこの視点で社会・建物などを見ていきたいと
思います。
ベルリンフィルハーモニーホ-ル スプ-ン 箸 シドニー・オペラハウス
午後の部(13時から16時)
・班単位で修学旅行の行き先について協議し各班で1カ所を選定します。
・黒板に4カ所の案を記載(和歌山方面・滋賀県近江方面・奈良宇陀市方面・滋賀県佐川美術館方面)
・それぞれの案を説明(選定理由など)・ 各班ともプレゼンがいずれも素晴らしいです。
・2カ所に絞り込み(投票数の多い所)
・さらに1カ所に決戦投票の結果、滋賀県「佐川美術館に決定」今後は担当者に委ねます。
そのあと
初めてクラスで懇親会(茶話会)を教室で開催しました。
お茶とお菓子をいただきながらみなさまと世間話などで意見交換を行いました。
各班から一言のメッセージをいただき、ラストに手の演技で手をたたき散会しました。
みなさま本日は長時間になりました。お疲れ様でした。